2歳女児が虫歯治療後に死亡するという事故が昨年起きていたことが発覚した。
こんな形で子供をなくすとは、、本当にいたたまれない。。
事故概要
福岡県内の小児歯科医院で昨年7月、女児(2)が局所麻酔で虫歯治療をした直後に容体が急変し、低酸素脳症で死亡していたことが19日、遺族側への取材で分かった。県警は、治療との因果関係や急変後の処置に問題がなかったか調べている。
亡くなったのは県内に住む山口叶愛ちゃん。夫と共に付き添っていた母親(25)によると、昨年7月1日夕、歯茎に局所麻酔をして治療を終えた後、体が硬直し目の焦点が合わなくなった。院長は「よくあること」として医院内で休むよう言ったが、異変から約45分後に激しいけいれんを起こしたため、車で近くの病院に連れて行った。容体は回復せず、救急搬送された大学病院で同3日に死亡した。
医院の代理人弁護士は「亡くなったことはお気の毒に思う」とした上で「院長が様子を見た際には脈も正常で、救急搬送が必要な状態ではなかった。(運ばれた)病院の資料がなく、法的責任を判断できない」としている。
産経ニュース
治療室に入る直前の叶愛ちゃん。
これが、元気だった叶愛ちゃんの最後の写真です。
関係者によりますと叶愛ちゃんがむし歯の治療を開始したのは午後4時15分ごろ。
女性の歯科医師と衛生士2人が担当し局所麻酔が使用されました。
口には、治療する歯の部分だけが露出するゴム製のカバーが装着されたほか、体が動かないように、首から足首までがタオルと緑色のネットで抑制されていたといいます。
両親が異変に気づいたのはおよそ1時間後、治療が終わり全ての器具がはずされた時でした。
繰り返し異変を訴える両親に対し男性院長は、「心配なら良くなるまでいてもいい」などと伝えるだけで、何の医療的措置もとらなかったといいます。
そして45分後、両親は、自分たちの判断で、叶愛ちゃんを近くの病院に運びました。
運び込まれた病院のカルテなどによると、到着した時、叶愛ちゃんの体温は40度を超えていてけいれんが続いていました。
6時間後、心臓が一時停止したため救急車で大学病院に搬送されます。
叶愛ちゃんは回復することなく、虫歯の治療から2日後、低酸素脳症で亡くなりました。
警察は、遺体を司法解剖して詳しい死因を調べていますが、治療と死亡との因果関係はまだわかっていません。
しかし、歯科医師の内野博行さんは、口をゴム製のカバーで覆い、体をネットなどで抑制するやり方について、「リスクが高い」と指摘します。
仮にこのような器具を使う場合は、脈拍や血中の酸素濃度を観察するパルスオキシメーターなどを併用する必要があるといいます。
実は、同じような方法でむし歯を治療した子供が死亡するのは、初めてではありません。
佐々木桃香ちゃん、当時2歳。
福岡県内の小児歯科医院で叶愛ちゃんと同じようにゴム製のカバーやネットなどを使用してむし歯の治療を受けた後、心肺停止になり低酸素脳症で死亡しました。
この小児歯科医院の責任者は業務上過失致死で起訴され有罪判決が確定しています。
福岡県歯科保険医協会の会長を務める大崎公司さんです。
桃香ちゃんの死亡をきっかけに小学校入学前の子どもに体を抑制するネットを使う医師は少なくなったと話します。
大学の歯学部で使われている教科書にも、ネットなどで身体を抑制して行う治療について「あくまでも緊急時の対応法適用は慎重に行うべき」だと記載されています。
しかし、悲劇はまた、繰り返されてしまいました。
むし歯の治療を受けるまで、元気だった叶愛ちゃんは、一体なぜ、死亡したのか。
両親は、その理由を明らかにし二度と同じことが起きないようにしてほしいと訴えています。
警察は、むし歯を治療する際の処置や、両親が異変を訴えてからの歯科医院の対応について、業務上過失致死の疑いがあるとみて、慎重に捜査しています。
一方、小児歯科医院側の弁護士は、RKBの取材に対し、「治療に過失があるのか、死亡と治療との間に因果関係があるのか、全く分からないので答えようがない」としています。
rkb
事故現場は?
福岡県内の小児歯科医院
たくさんあり、歯医者の特定はできませんでした。
子供の歯科治療
子供が小さい時、甘いものを覚えたてというのもあるけれど、
虫歯にすぐなりがち。
大人の歯に比べてなりやすいみたいですね。
うちの子も2歳10ヶ月ぐらいの時に初めて歯医者に行って見てもらいました。
ずっと歯の溝に虫歯っぽい茶色のものがあったからです。
行ってみるとやっぱり虫歯。
3歳未満の子供は、1人でじっと座って治療する、口を大きく長時間開けるということが難しいことから
虫歯の治療というのはまだやらなくていいと特に何もしなかった。
6ヶ月に1度ぐらいまた見せてくださいということでした。
うちの子は、初めての歯医者にもかかわらず、自ら椅子に座り、
先生たちがびっくりするほどじっとして口を開けたりしていたので
この子ならこのまま治療できるのでは?と先生も思ったに違いないのだけど
今思えば、座っていられるからということだけではなくて
小さい子には負担という意味もあったのかも。
それに、ブイーンという大人でも不快な音を小さい時に聞かす→歯医者が嫌いになる
というのもあるようだ。
どちらにしても小さい時の治療はいろんな注意も必要なようだ。
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